| ■アフガニスタン絨毯の歴史 |
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起源は定かではないが、現存する最古のカーペットは、旧ソ連の考古学者がシベリアの氷河の下で発見したウールのカーペットで紀元前5世紀頃に作られたものと云われています。また、金糸と絹糸を使った最古のものには、、バグダッットのハブシアン時代に織られた「ハシェム743B」と呼ばれるものがあります。
カーペットの歴史を見る上で、根幹を成すものはトルクマン民族です。
彼らは西はトルコから東はインドまでの有名な生産地に定住しカーペットの製造を伝えたと云われています。インドでもデリー市内に彼らの名を残したトルクマンギートと呼ばれる門があります。
13世紀にトルクマン地方を旅したイタリアの冒険家がつけた日記の中にカーペットの美しさと繊細さに驚愕しそれを作ったトルクマンの女性達に敬意を払う内容の記述があります。
アフガニスタンも例外でなくカーペットは北部に定住しているトルククマンの人々がはじめた地方の工芸品でありました。
女性は家庭で子供や家族の世話をするだけでなく農業や牧畜にも従事し、その一方で工芸品、特にカーペットの製作も行います。
トルクマンの諺でカーペットの製作は針で井戸を掘るようなものと云われているくらい容易ではなく忍耐と根気がいる作業です。
これが産業として広まったのは今から約50年程度前にトルクマンの有力商人がカブールでカーペットの生産を始めてらです。国内外で見本市や展示会を通じ販売を行い一大輸出産業となりました。
1976年には、この分野において世界一位となったのです。アラブ諸国を始めとして欧米でもその落ち着いた色合い、堅牢さと価格のバランスで注目を浴びたのです。
アフガニスタンで織られた最大のカーペットは1985-1986年の18ヶ月かけて20名の熟練した女性の手によってつくられた167u(約100畳)のものです。外務省のホールに使われました。 |
| ■アフガニスタン絨毯の産地 |
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クンドーズ、バルフ、バグラン、サマンガン、ジャオウセガン、ファリアブ、バドギーズ、ヘラートなどが挙げられます。いずれもトルクマンの人々が定住している地域です。
彼らは協調性があり、穏やかで、忠実な、博愛に富んだ人々で公共の幸せと繁栄を願いカーペットの織り技術の伝承を通じて経済力を養い外国の援助なしに自立できることを願っている人々です。 |
| ■アフガニスタン絨毯の種類 |
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夫々の名前の由来は地方や民族や人の名前にあります。例えばハクチャ地方は有名です。その他、ジャンガル、ハリフェ、ジャウコアシュダリーなどはハンホイ地方で、ハルティーブーラクやカールモハマディーはクンドーズ地方、パドノーズグルは、マロージャック地方、マウリグルはヘラート地方で作られたものが有名です。 |
| ■アフガニスタン絨毯の素材 |
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ウールはカラコルやマルラノーズが主に使われる。ハリージャの羊は最上級といわれています。
羊毛は洗われ選別され特別な櫛で紡ぐために梳かされる。ヘグと呼ばれる道具を使い紡がれ、糸車に巻かれ染色される。
糸の染色は熟練を要する。例えば、糸の状態により色を決めたり、様々な色を混ぜ新しい色を作るなど天然顔料の扱いは、化学顔料より遥かに難しく熟練の経験と知識が要求されます。
天然顔料としては、ざくろの皮、たまねぎの外皮、タバコの葉、胡桃の渋皮等々が使われます。 |